by Pat Zietlow Miller
illustrated by Jill McElmurry
語数 316
あらすじ
感謝祭(Thanksgiving Day)の日。
ママは大きな鍋を取り出して、
パパはかまどに火をくべて、
おねえちゃんはパン生地をこねて焼き、
おにいちゃんは…
おじいちゃんは…
おばあちゃんは…
おばさんは…
おじさんは……。
家族がそれぞれ働いて、
七面鳥の丸焼き、かぼちゃパイ、
パン、赤いベリーのソース、マッシュポテト、
りんごジュース……。
神様にお祈りをして、
おいしいご馳走をみんなでいただきます。
感想
Thanksgiving Day(感謝祭)を描いた絵本です。
アメリカでは11月第4木曜日、
カナダでは10月第2月曜日、
家族や親戚、友人などが集まり、
感謝を捧げて食卓を囲むのだそう。
起源はアメリカへの入植者(ピリグリム)が、
初めての収穫を、神様に感謝し、
力を貸してくれた先住民のインディアンを招待して、
ご馳走をふるまったことに由来しています。
本書では、子どもたちが、
ピリグリムハットと呼ばれる帽子を、
紙で工作してかぶっています。
子どもにとっても楽しいイベントなんですね。
みんなで力を合わせて作ったご馳走は、
とてもおいしそうで、
温かい雰囲気が伝わってきました。
家族が手をつないで輪になっているイラストが印象的です。
英文はリズミカルで、
同じ言葉が繰り返し出てくるので、
子どもや、私のような初級者にいいと思います。
I enjoyed this simple and lovely rhyming story.
Sweet family book for the happy holidays !
(※間違っているかもですが、英文を作ってみました。)
邦訳は「みんな みんな いただきます」
起源については、こちらの本で読みました。
訳者の Binard Arthur(アーサー・ビナード)氏は、
詩人・俳人、随筆家、翻訳家なんですね。
日本に魅了されて来日したそう。
数々の本を書かれています。
2001年 中原中也賞 詩集「釣り上げては」
2005年 講談社エッセイ賞「日本語ぽこりぽこり」
2007年 日本絵本賞「ここが家だ‐べん・シャーンの第五福竜丸」
詩集「左右の安全」、
翻訳絵本「ダンデライオン」、
エッセイ集「出世ミミズ」「空からきた魚」「日々の非情口」「アーサーの言の葉食堂」
多才なんですね。
累計 167冊 360,366語
\ 100万語目指して頑張ります /
お読みいただき、ありがとうございました。