by Roger Duvoisin
語数 1,310
あらすじ
周りから”おばかさん”と言われているガチョウのPetuniaは、ある日、草地でヘンなものを見つけました。「これはいったいなにかしら? どこかでみたような…。そう、Billがもっていたもの、そうよ、ほんだわ!」
そして、Pumpkinさんがこう言っていたのを思い出しました。「ほんをもち、これにしたしむものは、かしこくなる。」
勘違いをして、本を小脇に抱えて持ち歩くようになったPetuniaを、仲間の動物たちは、「Petuniaはそれほどおばかさんじゃないかもしれない。なにしろ、ほんをもっているからね。それに、とてもかしこそうにみえるもの。」と言って、彼女に困りごとの相談を持ちかけるようになりました。
けれどもそのアドバイスは、ヘンテコだったり、無茶苦茶だったり。ひどい目にあった者が続出します。そして極めつけは…。
感想
本というものが何なのか、知らずに得意になって持ち歩くPetuniaですが、いろんなできごとがあって、その結果、それがどういうものなのか気づくのです。
巻き込まれた動物たちはかわいそうでしたけどね。楽しくゆかいな仲間たちとの珍騒動ではありますが、被害は相当なもので…。
Petuniaが本当に賢くなって、みんなを助けられる日がくるのを祈ります。
英語の絵本を図書館で借りるときは、日本語訳の本も同時に借りているのですが、この本には日本語訳の冊子が入っていました。音声CDも付いて、英語と日本語が交互に朗読されたバージョンと、英語のみのバージョンが収録されています。こういう本が増えると嬉しいですね。
調べた単語。
・stroll(ぶらぶら歩く)
・sniff(匂いをクンクン嗅ぐ)
・fear(恐怖感、おびえ)
・stuck(動けない、動かせない)
・coop(囲いカゴ、小屋)
・gracious(優しい、親切な、優雅な)
・stubborn(強情な)
・fetch(連れてくる)
・jerk(ぐいと動かす、ぐいと引っ張り出す)
・moaning(不平の多い、愚痴ばかりの)
・groan(うめく、うなる、不平を言う)
・forlorn(あわれな)
・tear(涙、引き裂く)
邦題は「がちょうのペチューニア」
シリーズも読んでみたい。
累計 109冊 258,807語
お読みいただき、ありがとうございました。