by Louise Fatio
pictures by Roger Duvoisin
語数 1,174
あらすじ
いつもごきげんなライオンくん。だけど、近頃ごきげん斜めです。空を見上げては、ため息をつくばかり。
なかよしのフランソワくんが来ても、あいさつもしない。お医者さんに見てもらっても、どこも悪くないけれど、やっぱり元気がありません。
そのわけは…、ラクダくんだって、カバくんだって、クマくんだって… みんなおくさんがいるのに、どうして、ぼくだけがひとりなんだ…?
そんなある日のこと、まちにサーカスがやってきて、そこにいたのは…。
ライオンくんに、素敵な出会いが待っていました♡
感想
穏やかな性格のライオンくん。前作「ごきげんなライオン」では、まちの人々や、なかよしの飼育係の息子Francoisくんに愛され、いつもごきげんでした。
そんなライオンらしくない優しいライオンくんが、この本の中では、サーカスの団長に向かって、初めて大きな声で恐ろしく吠えたのです。愛するものを守るために。
そのとき、団長が、立ちすくんでしまったのですが、その表現が、
, but he stopped short because the Happy Lion roared….
(団長は…立ちすくんでしまった。ライオンくんが吠えたのだ。)
調べますと、stop short の意味は、
急に止まる、はたと立ち止まる、急に立ち止まる、
…しそうになったがやめる、…するまでには至らない
これを、日本語訳の本では、たちすくすと訳してありました。
Short を使うのですね。
例)The train stopped short.(電車が急に止まった。)
邦題は「ごきげんなライオン しっぽがふたつ」
前作「ごきげんなライオン」
新しい家族ができた、次回作も読みたい
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100万語目指して、頑張ります。
お読みいただき、ありがとうございました。