by William Steig
語数 1,425
あらすじ
ロバのSylvesterは、変わった色や形の小石を集めるのが大好き。ある日、赤く光る魔法の小石をみつました。これに触って願い事をするとなんでも叶うのです。
大喜びで家に帰る途中ライオンに遭遇し、慌てたあまりに魔法で岩に変身してしまい動けなくなってしまいました。小石に触れることができなければ、なすすべもありません。誰かがこの赤い小石を拾って、Sylvesterが元の姿に戻れるように願わなくてはならないのです。
お父さんとお母さんは、帰ってこないSylvesterを心配し、あちこち探して回りましたが、星が降るほどの夜になっても、秋になり、冬になり、そして春がきても見つかりません。
一人ぼっちのSylvester、嘆き悲しむ両親。元の姿に戻ることができるのでしょうか?
感想
シルベスターは魔法の小石を見つけて、両親、親戚、友だちに喜んでもらおうとしただけなのに、寒い冬を越すほどの月日を絶望的な気持ちで過ごさなければならず、どんなに心細かったことでしょう。親子ともに会えない時間が長すぎて、かわいそうでたまりませんでした。
最後は…何を願って、何が叶えられたら幸せなのか…ということを考えてしまいました。
調べた単語がたくさん!
・pebble(小石)
・extraordinary(驚くべき)
・flaming (燃えるような)
・shiver(震え)
・cease(続いていることが終わる)
・vanish(消える、見えなくなる)
・exist(存在する)
・gratif (満足)
・hoof (馬のひづめ)
・wart (いぼ、木のこぶ)
・fetlock(馬などのけづめ)
・eager(熱望している)
・startled(驚いた)
・gnat(ハエ類)
・bound(必ず~する)
・sniff(においをくんくん嗅ぐ)
・perplex(当惑させる、悩ませる)
・bewildered(当惑した、とまどった)
・mutter(ぶつぶつと不平を言う)
・mad(頭にきて、怒って)
・pace(行ったり来たりする)
・frantic(平静を失った)
・soothe(なだめる)
・inquiring(聞き知りたがる)
・colt (子馬)
・blade(イネなどの先の細い葉)
・gully(溝)
・dreadful(ひどく不快な)
・insiste(無理強い、強要)
・dumb(やや古 口のきけない)
・aimlessly(目的もなく)
・sorrow(悲しみ)
・embarace(抱きしめる)
1970年 コルデコット賞 受賞作品
邦題は「ロバのシルベスターとまほうの小石」
累計 112冊 271,955語
お読みいただき、ありがとうございました。