TOLD & PICTURED by MARCIA BROWN
語数 1,087
あらすじ
フランスの昔話です。
戦争からの帰り道、３人の兵隊が、
お腹を空かせて歩いていました。
通りがかったある村で、食べ物と泊まる場所を求めますが、
断られてしまいます、
村人たちは、食料を隠し、
いろいろと言い訳をして拒むのです。
兵隊たちは考え、妙案を思いつきます。
「石のスープを作る」と言うのです。
まず、大きな鍋を村人に用意してもらい、
お湯をたっぷりと沸かし、
そのなかに大きな石を入れて煮込みました。
村人たちは興味津々！
「スープには塩とコショウが必要なんだよなぁ」
と言うと、子どもたちが持ってきました。
次は、「人参があるといいなぁ」と言い、
その次は、「キャベツがあればなぁ」……。
村人たちはどんどん食材を持ってきて、
アツアツのスープから、いい匂いがしてきました。
さて、石のスープはどんな味がするのでしょう？
感想
兵隊たちが、武力で脅して手に入れるのではなく、
知恵を働かせて、村人たちの頑なな気持ちを
ほぐしていくのが楽しい！
あんなに拒んでいたのに、
喜んで食材を運んでくるようになるなんて^^
みんなで力を合わせて作ったスープは、
ほんとうに美味しそう！
最後は手を取り合って、陽気に踊る姿に、
嬉しくなりました^^
村人を騙した？
みんな楽しめて幸せになったのだから、
いいんじゃない！！
1948年 コールデコット Honor賞
日本語版は「せかいいち おいしいスープ」
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1955年 コールデコット賞 受賞
1962年 コールデコット賞 受賞
1983年 コールデコット賞 受賞
お読みいただき、ありがとうございました。
