Raumond Pizante
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あらすじ
イスタンブールに両親と暮らす青年Aliは、
カメラが大好きですが、買う余裕はありません。
どうしても欲しくて、
放課後に市場で働き、少しずつお金を貯めていました。
ある日、女性の荷物を運び、
銅像の前で彼女の写真を撮る真似をすると、
女性は喜び、Aliの事情を聞いて、
息子さんが使わなくなったカメラをくれたのです。
夢中になってシャッターを切るAli。
撮った写真を、
女性の息子さんが勤める新聞社に持って行きましたが、
評価をしてもらえず、
がっかりして、失礼な態度を取ってしまいます。
この後、Aliはどうするのでしょうか?
感想
せっかく貯めたお金を、強盗に盗られても、
また一からやり直そうと頑張る、前向きなAli 。
女性からカメラをもらうときは、
高価なものなので、一旦は謙虚に断ります。
貧しくても、健気に、
正直に生きている姿に好感を持ち、
豊かな日本に住む私には、
Aliの姿が眩しく見えました。
お読みいただき、ありがとうございました。