by Rumer Godden
illustrated by Barbara Cooney
語数 7,845
あらすじ
クリスマスイヴの朝、おもちゃ屋さんで
「今日こそ誰かに買ってもらわなくちゃ」と
おもちゃたちが囁きあっていました。
赤いドレスを着たクリスマス人形のHollyも
子どもたちに抱っこされるのを
心待ちにしていました。
同じ頃、孤児院で暮らす女の子Ivyは
クリスマス休暇中に別の施設に行くことになり
お弁当を持って汽車に乗せられましたが
なぜか「おばあちゃんのところへ行く」と言い
見知らぬ町で降りてしまいました。
そこは
Hollyが自分を迎えに来てくれる女の子を
強く願いながら待っている町でした……。
感想
身寄りのない女の子Ivyと
おもちゃ屋さんの人形Hollyの
クリスマスの奇跡の物語です。
雪が舞い、日が暮れていく中
温かな窓の灯りを眺めるIvyの姿が切なくて……。
おもちゃの仲間たち
おもちゃ屋さんの少年
子どものいないおまわりさんご夫婦
まわりの人々と
一つ一つの事柄が絡み合い
HollyとIvyの願いが叶う幸せな瞬間に
つなぎ合っていきます。
そしてもう一人
心から強く願った人
おまわりさんの奥さんの気持ちがよくわかりました。
我が家は中々子宝に恵まれず
長く寂しいときを過ごしたので
その気持ちがわかり
途中、涙してしまいました。
みんなが幸せになる素敵なお話で
心が温かくなりました。
邦訳は「クリスマス人形のねがい」
作者Rumer Godden氏の作品
イラストのBarbara Cooney氏の作品
累計 195冊 488,430語
\ 100万語目指して頑張ります /
お読みいただき、ありがとうございました。