Adapted by Astrid Lindgren
From a Poem by Viktor Rydberg
illustrated by Harald Wiberg
語数 794
あらすじ
ある農場の静かな夜、
しんしんと降り積もる雪の中、
妖精「Tomten」が現れました。
その姿は白い髭のおじいさん。
Tomtenは、静かにそっと家族を見守ります。
みんなが幸せになるように。
馬、羊、にわとり、犬のCaro、人間……。
なかでもTomtenの一番の楽しみは、
子どもたちの寝顔を見ること。
そして、Tomtenは……。
感想
赤い帽子を被り、白い髭を蓄え、
雪が降り積もる深夜に現れる……
サンタクロースを思い起こしますが、
Tomten(トムテ)は、北欧の民謡に登場する、
農家の守護神の小さな妖精で、
現在はクリスマスにサンタのお手伝いさんとして、
子どもたちからも人気があるそうです。
寒い雪の日に、
Tomtenが見守ってくれると思うと、
温かく安心な気持ちになります。
この本は、スウェーデンの詩人
Viktor Rydberg(ヴィクトール・リードべリ)が、
1882年に発表したもので、
それをもとに、
Astrid Lindgren(アストリッド・リンドグレーン)が、
書き改めたものです。
邦訳は「トムテ」
ヴィクトール・リードべリの詩の訳です。
Astrid Lindgren氏の代表作
累計 191冊 473,261語
\ 100万語目指して頑張ります /
お読みいただき、ありがとうございました。