THE STORM BOOK
by Charlotte Zolotow
pictures by Margaret Bloy Graham
語数 1,152
あらすじ
暑い、いなかの夏の日、
草がからからに乾いて、花々がぐったりうなだれています。
男の子はその様子をみています。
やがて、黒い雲がすがたをあらわし……
またたく星のすじのような美しいものが、すばやく空を走りました。
銀色の雨の滝がななめにおちてきました。
男の子の家のまどには、雨が強くたたきつけます。
けれど嵐はゆっくりとしずまっていき、
空はすこしずつ明るさをとりもどし……
男の子のひんやりしたほおにも、光がいっぱいにふりそそぎます。
そして……。
感想
乾燥した野原に、嵐がやってきて、通り過ぎて行くまでが、
詩的な表現で、優しく描かれています。
英文はわからない単語がいくつもありましたが、
調べながらですけれども、なんとなく雰囲気は伝わりました。
ですが、日本語訳を読んで、その美しさに感動したので、
英文でも表現の豊かさを感じられるようになりたいと思いました。
A beautiful poetic classic story.
I LOVE this book.
雷を表す、"thunder" と "lightning" の両方がでてきて、
違いがわからなかったので、調べてみました。
thunder → 雷の音、雷鳴(ゴロゴロ)
lightning → 雷の光、稲光(ピカッ)
音と光を分けているのですね。
本文には、
Each crash of thunder sounds as though ……
……each flash of ligntning show them……
thunderには、音を表すsoundsが、
ligntningには、光を表すflashが、書いてありました。
雷が落ちるは、lightningを使います。
落ちるのは音ではなく、光だからです。
a stroke of lightning(落雷)
The lightning struck there.(あそこに雷が落ちたようだ)
ちなみに、日本語の雷のように、雷鳴と稲妻の両方を指す場合は、
以下を使います。
・thunder and lightning
・thunderbolt(サンダーボルト、雷鳴&稲妻、落雷、雷電)
1953年 コールデコット オナー賞 受賞作品
邦題は「あらしのひ」
著者 Charlotte Zolotow の作品
イラストレーター Margaret Bloy Graham の作品
累計 139冊 326,392語
\ 100万語目指して頑張ります /
お読みいただき、ありがとうございました。