by CHARLOTTE ZOLOTOW
pictures by MAURICE SENDAK
語数 791
あらすじ
小さな女の子が、お母さんへの誕生日プレゼントを、
ウサギに相談しました。
「お母さんは赤い色が好き」と女の子が言うと、
ウサギは提案します。
赤い鳥は? 赤い屋根は? 赤いりんごは?‥‥
「お母さんは黄色が好き」
「お母さんは緑色が好き」‥‥
と女の子が言うと、
次々とウサギが提案していきます。
さて、女の子は何をプレゼントしたのでしょうか?
感想
まず、手足の長いウサギにびっくりしました。
かわいくない‥‥(・・;)
ウサギといえば、丸くて、柔らかそうで、
と想像しますが、意表をついていまして笑
でも、読んでいくうちに、
このお話には、このウサギがぴったりなんだと。
頼りがいがあって、紳士的で、
女の子をエスコートしているのです。
ウサギが提案した中に、
びっくりしたものがありました。
「赤い色の下着は?」
おとぎ話っぽくない!!
しっかり断られてましたけどね。
女の子の言葉で好きなのは、
赤い鳥を提案されて答えた↓こちら。
「She likes birds in trees.」
詩的な表現だと思いました。
最後は、ラブリーなプレゼントができあがります。
想像できなかったので、ページをめくって、
わぁって、感嘆しました。
きっと、お母さんに喜んでもらえるでしょう^^
森の風景も素晴らしく、
センダックの絵は優しくて好きです。
日本語版は「うさぎさんてつだってほしいの」
お読みいただき、ありがとうございました。