by Jennifer Bassett
illustrations by Nelson Evergreen
語数 6,063
あらすじ
私立捜査官 Shirley Homes の事務所に電話が鳴りました。
彼女にかけてきたのは、今回の仕事の依頼人Jeff で、electrical design会社を経営する、ブラウンの素敵な瞳を持つイケメン社長。
この半年ほど、見積もりを出しても、全て同業の会社に同じような内容で奪われてしまい新しい仕事が一件も取れない、どうやら会社のコンピューターから外部に情報を漏らす者が社内にいるようなので調べて欲しい、ということでした。
翌日、Shirleyは雑誌の記者を装い、Jeffのオフィスへ偵察に行き、社員から話を聞くと、容疑に上がったのは次の3人。
・Harry Brwman 59歳 体調のよくない妻のために、太陽の降り注ぐスペインに移住したい。
・Anna Lund 29歳 起業して、40歳までにリッチになりたい。
・Ken Okobi 32歳 会社に不満はない。GUCCIの高級な靴を履いている。
いずれも仕事用のlaptopを持ち帰ることがあるという。
Shirleyはヨーロッパで一番のハッカーの協力のもと、捜査に乗り出し…。
感想
コンピューターや企業の用語に疎いので、理解するのに時間がかかりましたが、犯人は誰?と推理しながら楽しく読めました。前作と同様、Shirleyのスマートな捜査が素敵でした。
英文はいくつかおもしろいものがありました。
● JeffがShirleyに、自分の会社について伝えるために言った言葉、
You googled me. You know all about my company.
僕の会社をググってみて、という感じ?なのかな?
● ラップトップ式のノートパソコンは、laptopというのですね。
My laptop screen shows nothing.
● ありがとうを大きく表現をしたときの、
Thanks a million.
Well, Shirley … would you like to have dinner with me tonight?
A big thank-you dinner.
こんなふうに言うのですね。
● years old、year-old、year-olds の違い
今まで英文を読んでいて、”○○歳” というとき、○○years oldだったり、○○year-old だったり、yearに"s"や"ハイフン"が付いたり付かなかったりするのは何故だろうと思っていたのですが、今回、year-olds というパターンがでてきたので、調べてみました。
・一般的な表現
He is five years old.(彼は5歳です。)
・ハイフンでつなぐ表現
He is a five-year-old boy.(彼は5歳の男の子です。)
「〜歳の○○」を表す場合によく使われ、後ろの○○に入る名詞を修飾する使い方になります。five-year-old がひとつのまとまりで、後ろのboyを説明しているのですね。
ちなみに、複数の場合は、three five-year-old boys(3人の5歳の男の子)
・oldにsがつく複数形
The class is full of five-year-olds.(そのクラスには5歳児がたくさんです。)
That's the one for 11 to 15-year-olds,
11歳から15歳までの子どもたち、なんですね。
ややこしいですが、スッキリしました^^
Shirley Homes 過去の記事。
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お読みいただき、ありがとうございました。