by Rosemary Border
語数 6,070
あらすじ
貧しい家庭に育ったTonyは
13歳になると学校へ行かせてもらえなくなり
農場で働くことになりました
農場の仕事は楽しく
一生懸命に働いて
家族に仕送りをしていました
ある日雇い主のWood氏から
倉庫を片付けるように言われ
仲間のPipとJohnと作業をしていると
ガラクタの中から古いピアノを見つけました
学校の音楽の授業で聴いた
先生のピアノの音を思い出し
目を閉じて鍵盤を叩いてみると
不思議とメロディーになって
農場の娘Lindaが一緒に歌ってくれました
Tonyは嬉しくなり
Wood氏にこのピアノが欲しいと願いますが
捨てるように言われてしまいます
そこでPipとJohnに手伝ってもらい
夏休み中の誰もいない学校へ
こっそりピアノを運んで……
感想
Tonyは学校の授業はあまり好きではなかったけれど
毎週火曜日の音楽の時間に来てくれる
Mrs Larkのピアノに合わせて歌うのが楽しみでした
Tuesday her fat little fingers flew like birds up and down the keys of the piano.
The children sang like birds, too.
本文より
鳥のように軽やかなピアノのタッチと
鳥のような歌声の子どもたち
Tonyにとって楽しい時間だったのでしょう
そのくらいしか音楽に触れたことはなかったのに
偶然見つけた古いピアノを弾くと
ちゃんとメロディーになってしまうのは
天性のものだったのでしょうか
そしてなんとかしてピアノを弾こうと頑張る姿に
この本の登場人物と同じように
応援したくなりました
好きなことに夢中になり
楽しく努力を重ね
自分の道を切り開いた少年の
ほのぼのと心温まる物語でした
農場の奥さんの ”good country food" を
食べてみたい!
get rid of 取り除く 不要なものを片付ける
half-forgotten ほとんど忘れられた
作者Rosemary Border氏の本
累計 226冊 550,953語
\ 100万語目指して頑張ります /
お読みいただき、ありがとうございました。