by Sophie Blackall
語数 672
あらすじ
世界の最果てにある小さな島。
そのてっぺんにたっている灯台は、夕暮れから日の出まで、
船を安全に導くために、遠くの海まで光をおくります。
「おーい、おーい、おーい、こちら灯台!」
灯台のあかりを灯し続ける、新しい灯台守が、交代でやってきました。
レンズを磨き、油をつぎ足し、ランプの芯を切りそろえ、
レンズが回り続けるように、ゼンマイを巻き、灯台日誌に記録します。
そして、風の音に耳をかたむける…。
ひとりきりで仕事をしていた灯台守は寂しくて、
奥さんに手紙を書いてはビンにつめて、海に流し、返事を待ちました。
そして、食料と共に船が運んできたのは、
待ちに待った奥さん!
二人の楽しい生活が始まり、そして…。
感想
日本語訳「おーい、こちら灯台」の後ろのページに書いてあるのですが、1920年代になると、オイルランプにかわって電灯が使われるようになり、ゼンマイは自動の機械にかわり、灯台は無人で立つことになりました。
それ以前は、この絵本に描いてあるように、灯台守がオイルランプの手入れをし、ゼンマイを巻き、住み込んで維持していたのですね。
海の安全を守る仕事なのですから、責任がありますし、忍耐力も必要で、大変な仕事であったであろうことが、この本から伝わってきました。
その灯台守の暮らしと、いろんな表情の海の様子が、美しい絵で描かれています。
調べた英単語
・dusk 夕暮れどき、たそがれ
・dawn 夜明け
・trim 手入れをする
・throughout ~の間じゅう
・clockwork 時計(ぜんまい)仕掛け
・thread 針に糸を通す
・cod 鱈
・erupt 噴火する、爆発する
・swirl 渦を巻く
・farewell (やや古)別れのあいさつ
調べた英熟語
・from dusk to dawn 夕暮れから夜明けまで
・all at once 突然に、たちまち
・for good 永久に
2019年 コルデコット賞 受賞作品
邦題は「おーい、こちら灯台」
累計 118冊 289,909語
100万語目指して、頑張ります。
お読みいただき、ありがとうございました。