英語多読に挑戦!

初歩レベルからの英語本読書記録

Spotty

Margret Rey

with Pictures H.A.Rey

語数 2107

あらすじ

真っ白なうさぎの一家に、9匹の小うさぎが生まれました。

けれども、なぜか一匹だけ、

みんなと違う、

体中に茶色い斑点模様のあるうさぎがいました。

名前はスポッティ。

 

お母さんはスポッティをかわいがり、愛しましたが、

おじいさんは白いうさぎではないことに、

びっくりしてしまうのではないかと心配し、

エリザおばさんの言うとおりに、

スポッティだけを家に残して、

おじいさんのバースデーパーティーに出かけてしまいました。

 

一人ぼっちになった、可哀想なスポッティ。

斑点を”染み抜き”で消そうと試しましたが、

消すことができません。

 

スポッティは、考えに考えた末、

お母さんのためには、

”ぼくはこの家からいなくなったほうがいいんだ”、

と、置き手紙を残して、家を出て行きました。

 

森の中を歩き回り、

だんだん暗くなって、雨も降り始め、

疲れて、寂しくなり、怖くなり...

家に帰りたくなったけれど、

お別れの手紙を残してきたので...

 

悲しくなって、木の根元に座っていると、

「こんばんは」と、誰かの声が...

 

スポッティは、これからどうなるのでしょうか?

 

 

感想

おさるのジョージの作者、Reyご夫妻の、

奥様のMargret Rey氏の作品です。

 

みんなと違う模様があるというだけで、

一人残されたズポッティが可哀想で、

仕方がありません。

 

お母さんからは愛されていたし、

他のきょうだいたちも、

なにも気にすることなく、

スポッティが大好きで一緒に遊んでいたので、

スポッティは前向きで、

”自分はかわいい”と思っている、

自己肯定感の高いうさぎに育っているのでしょう。

応援したくなります。

 

大好きなお母さんのために、なんて、

健気で、心の優しい子です。

お母さんだって、

おじいさんのためを思い、

身の引き裂かれるような思いで、

本当に仕方なく、置いていってしまったのです。

(後に、大後悔します)

 

子に対する深い愛情と、

世間体を気にしなければいけない状況に、

お母さんにも同情しました。

 

けれども、家出をしたことによって、

スポッティは自分の道を切り開いて、

幸せになります。

 

人も自分も愛せる子に育てること。

たっぷり愛情をかけること。

大切なことを、教わりました。

 

英文の面では、分からない単語がたくさんありました...

・munch  もぐもぐ食べる

・firmly  きっぱりと

・roam  歩き回る

・nasty  ひどい

・stare  じっと見る

・gay  ゲイ、陽気な、楽しい

・curiously  物珍しそうに

・tiptoe  つま先で(忍び足で)歩く

など。

すぐに調べられる、電子辞書が便利です。

 

Spotty

https://www.amazon.co.jp/gp/product/0395837324/ref=ox_sc_act_image_8?smid=A28IBOGO7NXDRE&psc=1

 

日本語版は、

おかえりなさいスポッティ

https://www.amazon.co.jp/gp/product/457940193X/ref=ox_sc_act_image_7?smid=A1LO8J6N6OOUPR&psc=1

 

お読みいただき、ありがとうございました。