by Scott Lauder and Walter Mcgregor
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あらすじ
約3000年前の古代エジプト、
わずか9歳でファラオ(王)の座に就き、
19歳の若さでこの世を去った
Tutankhamunの生涯を、
友人Azuiruの目線で描かれたお話です。
エジプトの北東に位置する
Amurruという国の王子Azuiruは、
国の情勢を鑑みた王の命令により、
エジプトのファラオ(王)Akhenatenのもとで
暮らし始めました。
そこで王の末息子Tutankhamunと出会い、
二人は無二の親友となって、
共に楽しい少年時代を過ごします。
Tutankhamunが19歳になったある日、
Azuiruは不吉な夢を見て、
翌朝、その夢に出てきたダチョウのうちわが、
Tutankhamunのすぐ側にあるのを見て、
外出をしないように忠告するのですが……。
感想
王の座を狙う側近、
退屈な家庭教師の授業、
若くして担った重責……。
同じ年頃の親友がいたことは、
ツタンカーメンにとって、
心安まる思いだったと思います。
Azuiruのイタズラに大笑いして、
二人の少年の仲の良い姿に心が和みました。
歴代のファラオの中で、
謎が多いとされているTutankhamunは、
1922年にイギリスのHoward Carterに発見され、
その写真が巻末に載っています。
美しい仮面に、
古代エジプトへのロマンを感じました。
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お読みいただき、ありがとうございました。