英語多読に挑戦!

初歩レベルからの英語本読書記録

The Gardener

by Sarah Stewart

illustrations by David Small

語数 1,017

 

あらすじ

1935年のアメリカ、大恐慌時代のお話。

リディアは、家庭の経済的な理由で、

しばらくおじさんのところで暮らすことになりました。

おじさんはパン屋を営んでおり、堅物で笑顔を見せない人。

リディアはお店を手伝いながら、

得意のガーデニングで、秘密の計画をゆっくりと進めていました。

おじさんがにっこりしてくれるのを見たくて。

 

寒い冬が終わり、暖かくなるにつれ、

リディアが植えた花は次々と咲き始め、

お店は日に日に明るくなり、お客さんでいっぱいに!

 

そして、リディアがおじさんのために立てた計画は、

すばらしい仕上がりになりました。

どんな素敵なことなのでしょうか?

おじさんは、にっこりしてくれたのでしょうか?

 

 

感想

リディアが書いた手紙で、お話は進んでいきます。

その手紙を読むと、リディアは素直で前向きで、

思いやりのある優しい子であることがわかります。

そして、ご両親とおばあちゃんから、

とても愛されていることもわかります。

 

おじさんのお店に着いたとき、そこは殺風景でしたが、

窓にはお花を植えられるボックスがある、

とリディアは喜びを見つけます。

ここにお花を植えたら、素敵になると想像したのでしょう。

素晴らしい子です。

 

そして、にこりともしない堅物のおじさんが、いいんですよ!

リディアが詩を書いた手紙をプレゼントすると、

嬉しいのに表情に出さず、

でもしっかりシャツのポケットに大事にしまうのです。

最後のおじさんとのシーンは、本当に感動しました。

心温まる素敵な絵本でした。

 

英文で印象に残ったのは、

April showers bring May flowers. 

4月の雨5月の花をもたらす)

英語のことわざで、

4月の冷たい雨が降った後、きれいな花が咲く、

日本語で言うと、苦あれば楽あり、だそうです。

 

もっと長いバージョンでは、こちらも。

March winds and April showers bring forth May flowers.

3月の風4月の雨は、5月の花をもたらす)

 

 

もうひとつは、

We gardeners never retire. (私たちガーデナーは生涯現役

つまり、ガーデニングをリタイアしない、

ガーデニングに終わりはないということなんですね。

 

 

コルデコット Honor賞受賞作品 

 

邦題は「リディアのガーデニング

 

お読みいただき、ありがとうございました。

 

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