Retols by Kimiko Saito
English Version by Sara Ann Nishie
Illustrated by Koji Suzuki
語数 約1000
あらすじ
ある日、めぎつねは、
森の中で片方の”わらじ”を見つけました。
そして、それを持って農民の家へ行き、
一晩泊めて欲しいとお願いしました。
次の朝、めぎつねはわらじをペチカに放り込み、
わらじがなくなってしまったと、
さも農民が悪いかのように、
すました顔で言うと、
農民は代わりにめんどりをくれました。
めぎつねはめんどりを抱えて別の農民の家へ行き、
一晩泊めてもらいました。
そして、めんどりを食べてしまい、
代わりにガチョウをもらうと、また別の家へ……。
最後には……。
感想
ロシアの昔話で、ずる賢いめぎつねのお話です。
「Vixen」は、ロシア語で「めぎつね」。
拾ったわらじを次々と、
”わらしべ長者”のように交換していきますが、
ずるい考えなので、最後はよい結果にはなりません。
農民の家に行っては繰り返されるやりとりは、
英文を覚えるのによいですね。
文中に何度もでてきた、めぎつねの「straight face」。
意味は、「すました顔」「まじめな顔」「笑いをこらえる」。
わらじやめんどりがなくなったと、
何食わぬ顔で、農民に訴える場面で出てきました。
悪いきつねですね。
Wonderful tale, scary ending, great illustrations !
わらじをひろったきつね:The Vixen Who Found a Bark Sandal
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お読みいただき、ありがとうございました。